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2021-01-23

「この人でよかった」と思う〜パンくずよりも小さな事をカタルヒト」〜

深夜2時過ぎに目が覚めた。
読書中に寝落ちしてしまったようだ。
飲みかけのコーヒーカップを洗うために1Fのキッチンに行くと家内が起きていた。
 
家内の仕事は変則的な勤務体系で、日によって出勤時間が変わる。
今朝は6時過ぎの出勤準備のために起きていたのである。
 
「ちょっと早すぎへん」
「二度寝したら起きられへんような気がして」
「でも寝不足でしんどなるで」
「起きる自信がないからこのまま起きとくわ」
「そうなん・・・」
 
体の奥の方から感謝の気持ちが滲み出てくるような感覚。
生活リズムや体調のコントロールするのが難しい中、家族のために頑張ってくれている。
その上、仕事から帰ると食事の準備などまでしてくれている。
頭が上がらない。
 
「もう1回寝たら。早すぎへん」
「俺も出勤するまで一緒に起きとくわ」
 
そんな会話の隣に三匹の猫たちがいる。
 
「子供達は」「猫たちは」
 
二人の会話の主人公の大半は子供と猫たちである
 
日々の生活の中で、ゆっくりと話す時間が持てないことが多い。
寝不足になるとわかってはいても、たまにあるこんな時間の大切さをしみじみと感じる。
 
パンとコーヒーを楽しむ。そして隣には猫。
二人の子供達は夢の真っ只中。
 
「行ってきます」
 
「気をつけて!いつもありがとうね」
 
家内を玄関で見送った。
 
数分後、読書の続きをしようと自室に戻ると携帯に連絡が入る。
 
「化粧ポーチ忘れた。もう化粧直しでけへん!あ〜やってもうた」
「眉毛問題?」
 
家内には申し訳ないが笑いが込み上げてきた。
 
「やっぱりこの人で良かった」という思いと一緒に。
 
 
 
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