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2017-02-16

全大阪パン協同組合 大阪学校給食パン・米飯協同組合 平成29年度 新年互礼会 製パン通信講座修了式

全大阪パン協同組合 大阪学校給食パン・米飯協同組合
平成29年度 新年互礼会 製パン通信講座修了式

2017年1月20日(金)ホテルニューオータニ大阪にて、全大阪パン協同組合 大阪学校給食パン・米飯協同組合による新年互礼会が開催された。会場は200名近くの参加者で埋め尽くされ、通信教育委員会会長、全大阪パン協同組合 理事長である辻中氏の挨拶で幕を開けた。

「大阪を盛り上げるために」 
通信教育委員会 会長、全大阪パン協同組合 理事長 辻中 薫氏


35年目を迎えた製パン通信講座は、関係各社の多大なる協力を得て、テキストの改訂を行い、素晴らしい出来栄えになった。大阪食品衛生協会の全面協力の下、原材料の知識や技術面の向上に至るまで、幅広いニーズに対応したものになった。
現在、製パン業界は人手不足の時代に突入している。だからこそ『学び』が必要である。講習会を実施しても、受講者が集まらない。『生業』について学ぶことは、人生の宝探しをするようなものである。今後も受講者を募り、知識を高め深めていくためのサポートを続けていく。今回で5回目の大阪パングランプリは、地産の原材料を使用し、大阪を盛り上げる事が目的であった。前回までは、食品衛生の観点が強かったが、今回はそれに加えて、さらに美味しさを追求するものになった。また、今年は4年に一度の『食の博覧会』が、大阪で開催される。食の安全とともに、新しい商品作り、行政との連携を深めていく。そして、オール大阪で協力をして、大阪全体を盛り上げていきたいと話した。

「製パン通信講座 成績発表」
通信教育員会 委員長、全大阪パン協同組合 副理事長 多田龍弘氏


(製パン通信講座で優秀な成績を修められた修了生)

初級修了者 207名
中級修了者  59名 初級中級の合計 266名
初級修了者累計 13,707名、
中級修了者累計  5,109名、初級・中級の合計 18,816名
第34次 初級 最優秀賞 8名、第33次 中級最優秀賞 なし
第34次 初級 優秀賞  6名、第33次 中級優秀賞  2名
第34次 初級 努力賞  4名、第33次 中級努力賞  2名

(修了証書授与)
・初級・中級修了生代表 株式会社 ピーターパン 横江 奈々子氏
 ・最優秀賞 初級・中級 初級代表 日本製粉 株式会社 三井 菜々香氏
・優秀賞 初級・中級 初級・中級代表 近畿製粉 株式会社 横尾 貴久江氏
 ・努力賞 初級・中級 初級・中級代表 株式会社 ドンク  西川 亜季氏

・アメリカ合衆国 小麦連合会 特別表彰
初級・中級代表 山崎製パン 株式会社 浦田 はるみ氏

・カナダ 国際穀物研究所 特別表彰
初級・中級代表 株式会社 田中食品興業所 大山 飛香氏

・オーストラリア 小麦品質協会 特別表彰
初級・中級代表 巽製粉 株式会社 原 直樹氏

「修了生体験発表~学びを実践する大切さを語る~」

製パン通信講座修了正による体験発表では、代表の3名が登壇した。
私自身も中級修了生であり、受講者と同じ体験をした。努力が実を結ぶためには、実践につながるような学びのプロセスが重要であることを実感している。冒頭に辻中理事長の話にあるように、今回のテキストをより実践的に改定した成果が各修了者の言葉に表れていたように思った。今後、業界発展を担うであろう修了生の心強い言葉に、期待感が高まる。

(初級)株式会社 阪急ベーカリー 木下 恵氏
仕事と勉強の両立で心が折れそうになったが、通勤時間を利用した勉強法で頑張った。わからないところは、現場の人に聞き、理解度を高めた。学生以来の勉強は楽しかった。通信講座で得た知識を技術面にいかしたい。

(初級)株式会社 ドンク 森 佳菜氏
仕事を終えてからの勉強で辛い時時もあったが、講座を通じて新たな発見があった。パンの基礎から順序立てて学ぶ構成になっており、理解しやすかった。学んだことを活かして、パン業界発展に寄与したい。

(中級)三和産業 株式会社 菊 直登氏
5年前に初級を受講したが、結果が努力賞であった悔しさをバネにして、中級にチャレンジした。日々の仕事の中で学んだことを講座の中で試したかった。営業職ではあるが、今後お客様のメニュー提案などに活かしていきたい。パンの世界の奥深さを知ることが出来た。今後の業界発展に寄与したい。

「2016パングランプリ大阪 受賞者発表」

今回のパングランプリのテーマは大阪産(もん)を使用したパンである。
原材料の特徴をいかした美味しさ、大阪を盛り上げるパンが選出された。
会場に受賞パンが並べられ、多くの参加者が手に取る姿が見られた。パンの特徴やこだわりに関する質問が投げかけられ、熱心に応える受賞者の表情にも笑顔が溢れていた。
また、受賞パンは、各店舗で販売されるものもあり、是非とも足を運び、『大阪を盛り上げるパン』を堪能していただきたい。

(審査総評)審査員長 日清製粉 株式会社 西部テクニカルセンター所長 金井 幹法氏
学校給食とは『おかずの邪魔をしないこと』だと思う。材料には特徴のあるものを使用し、ひと工夫、ふた工夫の手間を加えたパンが入賞したのだと思う。馴染みのある食材を使用したものであれば、食べて納得しやすいが、今回受賞したパンには、良い意味で裏切られた感じがあった。パンに合わせづらい食材をどうすれば美味しくなるのか。主張しすぎずに食べやすくなるのかというところへの工夫が入賞に至ったのだと思う。パンのレベルが均衡し、審査するのに大変な苦労があったと話した。

「2016パングランプリ大阪 受賞者パン」


(2016パングランプリ大阪 受賞者)

・大阪産(もん)を使用した市販パン部門 グランプリ
『最優秀賞(大阪府知事賞)』
受賞者 株式会社 千壽堂 辻中 雅至氏 『近と金のクロワッサン』 

・大阪産(もん)を使用した学校給食パン部門 グランプリ
『最優秀賞(大阪府知事賞)』
受賞者 株式会社 千壽堂 辻中 雅至氏 『オニオンチーズブレッド』

 
・大阪産(もん)を使用した市販パン部門
『優秀賞(パン食普及協議会会長賞)』
受賞者 株式会社 千壽堂 堀 さよ子氏 『里芋のかおり』 

・大阪産(もん)を使用した学校給食パン部門
『優秀賞(大阪府学校給食会理事長賞)』
受賞者 ケイアンドケイフーズ 株式会社 籾井 寛政氏 『大阪はちみつパン』 

・大阪産(もん)を使用した市販パン部門
『優秀賞(大阪パン協同組合理事長賞)』
受賞者 鳴門屋製パン 株式会社 松浦 涼平氏 『いちぢくのタルト』

受賞者 株式会社 ミドリ屋 立上 晃秀氏 『大阪ワインフィグブレッド』

・大阪産(もん)を使用した学校給食パン部門
『優秀賞(大阪学校給食パン・米飯協同組合理事長賞)』
受賞者 吉田パン 株式会社 塚本 裕樹氏 『ゆずはちみつパン』

「大阪府知事 松井一郎氏~大阪府との連携でさらなる魅力を発信する~」
(代読)大阪府 環境農林水産部 流通対策室 室長 馬場 広由己~

大阪でのパン食の普及率の向上、そして安全安心の訴求が課題である。昨年度は、大阪府と全大阪パン協同組合は、災害時のパンによる支援の協定を実現した。1月17日の防災訓練に中で有効活用させて頂いた。2016年大阪パングランプリは、大阪産(もん)を使用した市販パン、学校給食パンにジャンル分けされた。今年の4月の開催される食の博覧会では大阪の食の魅力を発信し、実りのあることを祈っていると話した。

「さらなる高みを目指して」
全大阪パン協同組合 副理事長 長江 稔氏


今後のパン業界は非常に厳しい状況が続くと懸念している。全国の組合員数も平成5年の3,000社が、今では1,500社になり、減少の一途をたどっている。市場では、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの3強が多店舗展開による拡大化が進んでいる。特に地方のパン屋への影響は大きい。JRのキヨスクはセブンイレブン、近鉄はファミリーマートへと転換している。駅ナカビジネスの影響やコンビニエンスの台頭により、パンの価格に開きがでている。長年続いている技術のあるオーナーシェフが生き残り難い時代に突入している。これからのパン業界を担う若手には、もっと上を目指して歩んでほしいと語った。

(パンヲカタル 浅香正和)

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