創作工房プランタン
1976年11月 ものづくりの町堺で、プランタンは産声をあげた。
「おいしい」というシンプルな言葉に全精力を注ぐ姿勢は創業当時から現在に受け継がれている。
プランタンの「おいしい」は、「安心安全な素材」を選びから始まる。
鶏の育つ環境や餌にまでこだわる卵。
国産バターや小麦の本来のチカラを最大限に活かすパン酵母を使用。
パンの鮮度へのこだわりには余念がない。
その日店頭に並ぶものは、その日に捏ね上げるという徹底ぶりである。
季節や温度を配合や素材の状態の変化を熟知し、手間暇を惜しまないパン作りこそが、プランタンのパンのチカラなのだ。
そのチカラのすべては「お客さまのしあわせ」に繋がっている。
スタッフの方々の接客には感動さえ覚える。
パンをよりおいしく感じさせてくれる笑顔で迎えてくれるのがうれしい。
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山茂シェフは2006年「堺技衆」認定、2013年「技能功労者賞」を受賞している。
山茂シェフのこだわりの「究極 大吟醸 酒酵母菌食パン」大吟醸の酒酵母を低温で、長時間熟成した逸品である。
艶やかなクラムには、玉のような甘さが敷き詰められている。
空気を含んだ優しめの咀嚼は甘みの玉を壊し、口の中で一気に加速して転がり始める。
クラストは、香ばしく、おだやかな酸味を抱いたすっきりした香り。
噛みすすめていくと、少し遠くに存在していた「キリッ」とした酸味は徐々に甘みへと変化する。
しっとりした生地に気を取られていると、突然広がる甘さに思わずはっとさせられる。
食感と香りを確かめてみる。
トースト熱の上昇で去った水分が、新たなさっくり感を連れてくる。
おだやかな甘さとしっとり感は共存したままである。
「食パン」はバラエティ豊富なラインアップが用意されている。
野菜やひじき大豆を練りこんだパンは健康で飽きないパンである。
「バゲット」は焼き上げまでに20時間以上をかけるというこだわりである。
小麦本来のうまみを長時間の熟成により、引き出している。
菓子パンNo.1「夕張メロンパン」には根強いファンが多い。
サクサクのブリオッシュ生地の中には夕張メロン使用のクリームが包まれている。
焼き上がり時間を狙ってまとめ買いする方々も多く、2015年には堺市優良観光みやげ品を受賞した。
他には和のテイストのパンや総菜パンも充実している。
プランタンの棚には選ぶ楽しさがある。
これだけ次々にお客さまに喜ばれるパンを作りだす山茂シェフとの会話から、感じることがある。
それは、山茂シェフのパンへの想いと熱量の高さである。
シェフのひとつひとつのパンに丹精を込めて作ること。
そしてパン作りの根底にある一切の妥協を許さない姿勢には共感を超えて、尊敬の念を抱いてしまうほどである。
僕は山茂シェフの創り出すパンを想像するのが好きである。
山茂シェフと交わした会話のひとつひとつが、シェフの手で「プランタンのパン」へとカタチ作られていくからである。
あの時交わした「浅香さんはどう思う」という言葉のキャッチボールに、山茂さんの「想い」が加わり、どんなパンになるのかが待ち遠しいのである。
これからも、山茂シェフのパンへの想い、人への想いから目が離せない。
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創作工房 プランタン
〒590-0944
大阪府堺市堺区櫛屋町東1-2-12
TEL :072-224-0722
FAX :072-224-0889
営業時間:AM7:00~PM7:00
定休日:火曜日
阪堺電気阪堺線「花田口」から徒歩1分
創作工房 プランタンホームページ
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